教科理念 その3

シャワーのように無批判に垂れ流す知識伝達指導には現代の子どもは受容する器を失っている。知識が垂れ流されてもその知識を受け取る姿勢が、教わる側にある時代は過去の出来事である。学ぶことの意味を自らのことばで、己の生きたい方向から語ることができなければ、強制された学習から解放されることはない。教える側にも教わる側にも学ぶことの基本姿勢が共有されていなければ、各個の学習におけるフルーツは苦いものとしてついて回る。その結果、一生を通じて学ぶことの真の意味を獲得することは難しい。我が子に「平凡でも、真の意味で生きて学び続けることの大切さを身につけ、自分を大切にするように他人を思いやる心が育つように」と祈ることのできる保護者と共に私たちは子育てをしたいと願っている。